創立50周年記念式典が7月1日(木)、山形市の山形グランドホテルで開催され関係者約90人が参加した。
式典では、鈴木隆一代表幹事が「今、コロナ禍を契機に人々の価値観は経済優先から生命優先へと大きく変化している。地域社会と地球環境の未来を明るくするイノベーションを生み出すために、企業も意識を大きく変革しなければならない。この重要な時期に山形の企業と経営者の革新に資する活動を行うこと、内外の人々と連携協力して山形の新たな価値を創造し発信すること、未来の山形を背負って立つ人材を育てること、これが創立50周年を迎えた山形経済同友会の使命」とあいさつした。来賓の吉村美栄子知事と山形県市長会会長の佐藤孝弘山形市長から祝辞を賜り、50年の歩みを映像で振り返った。
SOMPOホールディングス社長で経済同友会の櫻田謙悟代表幹事が演題「“いて欲しい国、いなくては困る国、日本”の実現に向けて」を特別講演。世界の情勢を紹介し、「個」のみを優先せず全体最適を重視する考え方が大事とし、ものづくりや脱炭素に向けた高い技術力など日本の優位性やリアルデータを活用した目指すべき姿を語った。