7月26日に山形グランドホテルで榊原憲二副代表幹事の司会進行で「県政懇談会」が開催された。今回は「弥生会」の会員ら25人が出席、今回からテーマを決めて吉村美栄子知事に話しをうかがうことになり、「山形新幹線米沢トンネル(仮称)整備と山形経済の発展について」と題してご講演いただいた。吉村知事は全国におけるフル規格新幹線の整備状況を紹介、そして羽越・奥羽新幹線関係6県合同プロジェクトチーム」調査結果を示し、奥羽新幹線・羽越新幹線ともに費用対効果の指標「費用便益比」が1を超え事業効果があると説明、山形新幹線の運休・遅延本数170本(年平均)のうち約4割が福島~米沢間で発生していることや時速200㎞走行実現のため「米沢トンネル(仮称)」の事業化を推進、そして新幹線のみならず、県内の鉄道ネットワーク全域にわたって、沿線の活性化や人流の拡大に取り組むことが必要で、山形新幹線「米沢トンネル(仮称)」全長23㎞は山形県経済の発展に直結しデジタル田園都市構想に寄与するトンネルになると強調した。「弥生会」の会員からは、国道47号高屋トンネル(仮称)工事のため陸羽西線が運休になっている現状や必要性、仕事で秋田に行くことが多く新幹線整備の推進、新幹線整備で人口流出も懸念されるので地域の魅力向上、トンネル名称の募集方法、20年後の山形新幹線の整備完成時の県人口予想など様々な質問・意見・提言が寄せられた。