福島県富岡町は東日本大震災で「地震」「津波」「原発」の複合被害を受けて、避難指示区域となり、川内村や郡山市に避難をした。平成25年3月に町内が「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」の3区域に再編された。今でも、富岡町の行政機能は郡山市内にあるが、ようやく国直轄の除染事業が始まり、宅地は平成27年度に完了を予定している。避難指示解除準備区域にあるJR富岡駅前を復興拠点構想として新たな街づくりに動き始めている。街並みは東日本大震災発生時のままになっている所が多いが、除染作業は確実に進行している。国道6号線の通行再開で不特定多数の人間が出入りする事が予想され、「防犯カメラシステム」が2億3千万円の事業費で8月から運用を開始している。