11月5日の被災地視察は宮城野区の南蒲生浄化センターで行いました。数週間前に安倍首相も視察に訪れました。東日本大震災により主要な土木・建築構造物が破壊され、機械・電気設備が冠水流出するなど処理機能に甚大な被害を受けました。機能を失っても下水は止まりません。震災の3か月後に「接触酸化法」(生物膜を用いた水処理方式)により仙台市の7割の下水を応急仮復旧施設で処理しています。建設中の新施設は、津波を想定し、天井高は10.4Mに設定。太陽光や小水力発電施設を整備し、非常時の最小限の電力確保を可能にしています。復旧工事は平成27年度中に完了する予定。総工費は575億円。