震災復興部会 岩沼市視察

???????????????????????????????????????????????????11月6日の被災地視察は宮城県の沿岸部では最も復興進捗が早い岩沼市の菊地啓夫市長から話を伺いました。岩沼市はすでに「防災集団移転の区画整理事業」が進み、400軒分の住宅団地と災害公営住宅を整備しています。既に一部では土地の引き渡しも終了し、50軒ほどは完成し入居も始まっています。他地区に比較して順調に進んだ要因として、避難した時点で6つの集落ごとに分けて、コミュニティの確保を図ったこと、また代表者会議を繰り返すことで集団移転の意思決定が住民側から出てきたことを上げている。また、資金面でも危険区域、移転促進地域の跡地を積極的に買い取り、また集団移転の土地は塩害の出た農地にしたことで土地の権利関係の把握が容易だったことをあげている。岩沼市は仙台空港に面した「臨空工業団地」になっているが震災後も撤退企業はごく一部にとどまっている。海岸線は防潮堤、河川堤防、市道のかさ上げと3重の防御を行い、千年希望の丘を設置することで津波の減衰を図っている。スムーズに進んだ理由としては元々の地域の結束力の高さと、市役所等の行政機能が市の中心部にあり、震災被害がほとんどなかった事を上げている。