山形経済同友会の平成27年7月例会が7月16日(木)、石川芳宏常務理事の司会で山形グランドホテルで開かれた。熊谷代表幹事があいさつした後、交代会員の蔵王ロープウェイの大木剛裕社長、藤庄印刷の鈴木常夫社長、富士通山形支店の関根靖文支店長、ホテルメトロポタンの新沼悟取締役総支配人の4人が自己紹介した。続いて大場正仁専務理事が下記の様に会務報告を行った。
1.交代会員として株式会社ジョインセレモニーの武田良和(たけだよしかず)代表取締役社長、ホテルメトロポリタン山形の新沼悟(にいぬまさとる)取締役総支配人、藤庄印刷株式会社の鈴木常夫(すずきつねお)代表取締役社長の3人の会員交代が承認されましたのでご報告申し上げます。
2.第8回「地域づくりのやまがた景観賞」はお手元の資料にあります様な内容で実施いたします。8月1日から作品の募集期間に入ります。応募が若干減少してきておりますので、積極的に自治体に働きかけを行ってまいります。会員の皆様の作品のご推薦もお願いいたします。
3.新潟を含む東北7県の広域観光を推進するための広域観光分科会の設置が仙台経済同友会から提案されております。この分科会は各県の経済同友会から委員を選出しまして、インバウンド、外国からの観光客を呼び込む方策について東北の経済同友会が一体となって取り組むという趣旨でございます。さきほどの常任幹事会で協議いたしまして設置について同意いたしております。
当面の予定
8月1日(土) 第8回地域づくりのやまがた景観賞募集開始(~31日)
8月7日(金) 納涼例会(四山楼18:00~19:30)
9月4日(金) 提言の広場委員会 (YTS 10:30~12:00)
9月15日(火) 例会 (山形グランドホテル 12:00~14:00)
9月17日(木) やまがた景観賞一次審査会(山形グランドホテル12:00~)
9月22日(火) チャリティゴルフコンペ(蔵王カントリー倶楽部)
この後、東北芸術工科大学の五十嵐眞二戦略企画担当常務理事が「人口が減るのなら人材を増やす」というテーマで講演した。この中で五十嵐常務理事は、高齢化や人口減少に対応していくためには、自治体が民間と協力し税収や雇用の問題に取り組むと共に人材育成が重要になると訴えた。また、地方の人口減少と東京一極集中の最大の要因は「雇用」にあるとして、地方の未来を切り拓くには地方で「しごと」創り出す成長企業をいかに生み出すかが重要だと語った。さらに地方の豊かさにつながる要因として芸術、文化のイベントに参加する街づくりや文化的な価値を共有する市民を増やすことが大切であると指摘した。その上で、山形市を芸術文化都市として発展させていくことや空き物件や遊休不動産を活用した大学、企業、商店街などが一体となった公民連携の街づくりを進めていくことが重要であると強調した。