第7回日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミットの基調講演では東北文教大学短期大学部の菊地和博教授が「やまがたと最上川文化」の演題で、江戸時代から物質輸送の役割を担った最上川の舟運事情を解説いたしました。山形から全国に発信された紅花や青苧、そして民間米として活用された庄内米や帰り荷の雛文化や食文化が今の山形に定着していった素地を解説いたしました。県土整備部長の上坂克巳氏は「やまがたの湊 酒田港の可能性」として東日本大震災時の物流の代替機能を果たした酒田港の重要性と順調にコンテナ数が伸びており、アジア物流への日本海側の優位性を解説いたしました。また、米の輸出に必要な燻蒸倉庫を持っている事、重要性が増していく「リサイクルポート機能」について説明いたしました。