山形経済同友会の1月例会が9日(木)、山形グランドホテルで開かれた。例会には会員ら60人が出席し、武田良和代表幹事があいさつしたあと、進行の本間弘副代表幹事から、「令和7年度の基調方針につきましては、1月23日と2月12日に政策室および三役・議長で骨子を検討します。会員の皆さまから率直なご意見をいただきたく、アンケートのお願いをしております。頂いたご意見は、検討会に反映して開催したいと思いますので、ご協力をお願いいたします。それに基づいて4月までに基調方針案をまとめ、常任幹事会の承認を経て通常総会に諮る予定です。「2024明るい山形MVP賞」は、すでにご案内の通り「レスリング女子の鏡 優翔選手」に決定いたしました。投票総数は90票で、82.6%と高い投票率の結果でございました。皆様のご協力に感謝申し上げます。表彰式は、2月の例会内で行います。日程を調整していますので、決まり次第ご案内いたします。第37回全国経済同友会セミナーは、4月17日(木)・18日(金)に広島市で開催されます。大会総合テーマは、「50年後も輝き続ける「まち」であるために~平和の地から未来を見据えて~」です。参加のご案内を会員の皆さまに昨年末にお送りしています。参加申し込みの受け付けは1月20日(月)から、締め切りが2月20日(木)となっております。エクスカーションプランも充実しております。ご夫婦でのご参加は如何でしょうか。多くの会員の皆様のご参加をお願い申し上げます。」と会務報告を行った。
このあと、Spiber㈱ 取締役兼代表執行役の関山和秀氏が「バイオものづくり革命を牽引する」と題して講演した。地球上に数十億㌧規模で存在する未利用バイオマスを活用し、食料や生活に必要な素材を大量に生産することを目的とし、タンパク質等を「最高効率・最大規模」で精密発酵・加工・活用するための基盤を整備し活用、地域性を考慮した適切な生産インフラ、サプライチェーンを地球規模で構築したいとして、鍵を握るのはProtein(タンパク質)だと説明した。Spiberは、デザインされた高品質な“PROTEIN”を、世界で最も効率よく、大量に作れる会社で、役割はバイオものづくりプラットフォーム企業としてこの領域における世界で最も先進的な研究開発のインフラ整備、商業スケールでの実証等で世界をリードし、バイオものづくり革命を牽引していくと展望した。新素材は肌に優しいとして世界でも強化され、現在アパレル業界では37ブランドから147アイテムに採用されていると紹介。今後は医療分野でも貢献していきたいと語った。