山形経済同友会10月例会

山形経済同友会10月例会

山形経済同友会10月例会

東北芸工大環境・建築デザイン学科 志村直愛教授

東北芸術工科大学環境・建築デザイン学科        志村直愛教授

 

 

山形経済同友会の10月例会が10月13日(木)に山形グランドホテルで開かれた。鈴木代表幹事が挨拶したあと、後藤副代表幹事が下記のように会務報告を行った。

第9回「地域づくりのやまがた景観賞」1次審査の結果につきましては、既に皆様にご案内をしております。5点が10月27日(木)の最終選考会に臨みます。最終選考会では推薦者のプレゼンテーションがあり、その後それぞれの映像を見て審査いたします。山形県知事賞1点、山形経済同友会賞1点、その他任意で山形経済同友会奨励賞を選びます。表彰式及び祝賀会は11月24日(木)です。

東日本大震災の復興支援事業でありますIPPO IPPO NIPPONプロジェクトの最終第10期の募集活動が9月30日で終了いたしました。これにより2011年10月以来、10期5年に渡って続けられてきました支援活動も終了ということなりました。山形経済同友会でも1期から寄付をしてきたわけですが、今回をもって終了となりました。なお10期5年で集められた募金の総額は21億7895万6493円にのぼるということです。

いのちの電話チャリティゴルフコンペは9月24日、蔵王カントリー倶楽部で行われました。9名の参加をいただき、チャリティ募金は20500円が寄せられました。歳末にいのちの電話に寄贈いたします。なお、優勝は三浦板金製作所の三浦会長、準優勝は藤庄印刷の川村取締役、第3位がリコ―ジャパン山形支社の脇永支社長でした。ベストグロス賞は三浦板金製作所の三浦会長でした。

当面の予定

10月17日(月)~18日(火) 第9回日本海沿岸地域代表幹事サミット 京都

10月27日(木) 第9回「地域づくりのやまがた景観賞」プレゼン・最終選考会

(山形グランドホテル 14:00~ )

11月17日(木) 常任幹事会(山形グランドホテル 11:30~)

11月17日(木) 例会(山形グランドホテル 12:00~)

11月24日(木) 第9回「地域づくりのやまがた景観賞」表彰式・祝賀会

(山形グランドホテル 17:00~)

11月29日(火) 2016明るい山形MVP賞選定委員会(山形テレビ 10:30~)

12月2日(金) 提言の広場委員会(山形テレビ 10:30~)

12月2日(金) 常任幹事会(山形グランドホテル 17:30~)

12月2日(金)  年忘れ例会(山形グランドホテル 18:00~)

12月5日(月)  代表幹事円卓会議(浜松市)

このあと東北芸術工科大学デザイン工学部 環境・建築デザイン学科の志村直愛教授が「めざすべき山形の景観まちづくり」と題して講演した。志村教授は、観光資源になりうる蔵やかやぶきの民家を県民が誇りに感じていなかった例を挙げ、自分が住んでいる街の魅力を知る難しさを指摘した。また県内で国宝に指定されている建造物は羽黒山五重塔だけで歴史的な街並みが保存されている重要伝統的建造物群保存地区に1件も指定されていない現状を指摘した上で、優れた景観に気づき、知り、語り伝えることで市民が建物の価値を共有してしていくことが重要と強調した。そのためには長期的な展望に立って投資していくべきで、地域への誇りを醸成し、都市が忘れている真の豊かさを再認識してほしいと訴えた。