第7回日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット

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今でも、「公益の祖」と尊敬され、酒田市にあります「東北公益文科大学」の名前の由来にもなっております。
先日の静岡市での全国セミナーでも「持続可能な発展をめざして」をテーマにいたしました。その中でも、利他の心・三方よしという、人と地域を大切にする経営が持続可能な発展の基礎であるという事を改めて、学ばせていただきました。
昨今、CSR(Corporate Social Responsibility)という言葉で「企業の社会的責任」が追求されておりますが、現代に先駆ける事、250年前に実践していた光丘(みつおか)の偉業に先人の偉大さと歴史を改めて感じております。
そして、地域文化を育んだ最上川と本県の関わりを紹介しながら、日本海沿岸地域の経済・文化交流が発展していく事が複数の交流軸の確保に重要であると挨拶いたしました。