第37回全国経済同友会セミナー広島大会

 今年度の全国経済同友会セミナーは、戦後80年となる節目の年に、広島経済同友会が創立70周年を迎える中、4月17日(木)・18日(金)の2日間、広島市のリーガロイヤルホテル広島で開催され、全国から約1,250人、当会から7人の会員が参加した。今年で第37回を数え、「50年後も輝き続ける『まち』であるために」~平和の地から未来を見据えて~をテーマに、地方で人口減少が進むなか、多様な人材の育成や持続可能なまちづくりなどについて話し合われた。

会場のリーガロイヤルホテル広島

 経済同友会元副代表幹事で同セミナー企画委員長の山下良則氏(リコー会長)が開会挨拶し、広島経済同友会代表幹事の武田龍雄氏(広島信用金庫会長)が歓迎の挨拶、そして広島県知事湯﨑英彦氏が来賓祝辞を述べた。

経済同友会元副代表幹事 企画委員長 山下良則氏
広島経済同友会 代表幹事 武田龍雄氏

 フリーキャスターで事業創造大学院大学客員教授の伊藤聡子氏が「サスティナビリティと地域の可能性」と題して基調講演し、その後、3つの分科会に分かれて、『「人」づくり~多様・公平・包摂・AI・DXが加速する社会への対応』、『「街」づくり~官民協業による過去・現在・未来~』『「地域」づくり~スポーツが生む地域活性化のチカラ~』について報告、討論、ほかに特別分科会もあり、自動車産業の視察につて~「ものづくり」の原点はひとにあり~として、マツダミュージアムを視察した。

フリーキャスター・事業創造大学院大学客員教授 伊藤聡子氏

2日目は、3つの分科会の座長から分科会報告があり、経済同友会代表幹事の新浪剛史氏が総括挨拶、休憩をはさみ、講師の能楽師 シテ方喜多流の大島衣恵氏から能への道しるべ~広島と能楽~と題して特別講演があった。エンディングは、次期開催地代表挨拶で土佐経済同友会の横山敬氏(司不動産商事社長)と歓迎PRキャラバンが歓迎PRビデオを上映し、来年、高知での再会を参加会員と確認した。

能楽師 シテ方喜多流 大島衣恵氏

最後に、広島経済同友会代表幹事 武田龍雄氏が閉会挨拶し、盛会のうち終了した。

来年の開催地 土佐経済同友会の歓迎PRキャラバンの皆さん「来年、高知でお会いしましょう!」