第42回経済同友会東北ブロック会議が新潟県長岡市を会場に19日から2日間の日程で行われた。会議には東北ブロックと北海道の各同友会の会員ら140人が出席した。始めに、大きな被害をもたらした先の西日本豪雨の犠牲者へ全員で黙とうし冥福を祈った。そして新潟経済同友会の山本善政筆頭代表幹事や磯田達伸長岡市長が歓迎のあいさつをした。会議では、これまでオブザーバー参加だった北海道経済同友会のブロック会議への参画を認めたほか、ブロック会議の名称を「経済同友会東北北海道ブロック会議」とすることを了承した。続いて,前長岡市長の森民夫氏が「米百俵の精神に基づく市民協働の歴史」と題して講演した。この中で森前市長は、長岡花火やアリーナや市役所などが一体となった全国初の複合型交流施設「アオーレ長岡」などの成功例を挙げ、「米百俵の精神や全員野球、全員参加のまちづくりが成功につながった」と強調した。このあと,市民協働の精神で長岡市のまちづくりに取り組んでいる5人のパネリストが具体的な実践例や活動の様子を紹介した。2日目はエクスカーションが行われ、山本五十六記念館や河合継之助記念館、アオーレ長岡などを見学した。