第44回東北・北海道ブロック会議が福島市を会場に10月21日に開催、新型コロナウイルスにより昨年延期となった会議には、東北ブロックと新潟、北海道の各会員らがリアルでおよそ80人、オンラインでおよそ80人が参加した。始めに福島経済同友会の高橋雅行代表幹事が開会の挨拶、内堀雅雄福島県知事らが歓迎の挨拶を述べた。会議では、東洋システムの庄司秀樹社長が「バッテリー産業の重要性と福島の未来」と題して基調講演し、いわきバッテリーバレー構想の取り組みなど紹介し、地域にイノベーションを興し夢と希望をもって地域を創造することが大事と語った。このあと、「SDGs持続可能な地域づくりとエネルギー戦略」をテーマに3人のパネリストが意見を交わした。この中でNEDO新エネルギー・産業技術総合開発機構の大平英二燃料電池・水素部長が浪江町の研究フィールドでの取り組みや東京オリンピックの聖火はここの水素を使用したことなど紹介。阿部隆彦福島経済同友会代表幹事が再生可能エネルギーの利用促進を進めることや2050年をめどに脱炭素社会を実現する共同アピールを発表した。