経済同友会東北ブロック会議 秋田市で開催

第40回経済同友会東北ブロック会議 秋田市

第40回経済同友会東北ブロック会議 秋田市

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第40回経済同友会東北ブロック会議が東北6県と新潟の経済同友会の会員ら200人が参加して2日間の日程で秋田市で開かれた。ブロック会議は「再生可能エネルギーを東北のパワーに」をテーマに再生可能エネルギー事業と地域経済の活性化について講演やパネルディスカッション通して意見を交わした。会議では、秋田経済同友会の小笠原直樹代表幹事が「災害や過疎に苦しむ東北の再生に向け、エネルギーを地域振興につなげる方策を探りたい」とあいさつした。続いて経済産業省エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長の藤木俊光氏が「再生エネルギーの普及には風力やバイオマスなどの導入を促進するとともに電力や廃熱を地域で効率的に使うスマートコミュニティの導入が有効」と指摘した。また全国で再生事業を手掛けているレノバの木南陽介社長が東北の日本海側は「洋上風力を始めとする再生エネルギー導入のポテンシャルが高く、地域経済に大きな波及効果が期待できる」と述べた。このあと「秋田型再生エネルギー推進モデルを全国に」と題したパネルディスカッションが行われ、中島英史秋田県副知事、丸紅の朝田照男会長、レノバの千本倖生会長、ユナイテッドリニューアブルエナジーの平野久貴社長、穂積志秋田市長が意見を交わした。席上、仙台同友会の森幹事が誘致策や交通アクセス改善、原発事故の風評被害解消などを盛り込んだ「インバウンド誘客に関する提言」を発表し、復興庁と東北運輸局の各代表と中島副知事に手渡した。