震災復興部会 浪江町懇談会

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浪江町役場二本松事務所 全町民避難指示の出ている浪江町の馬場有町長から復興計画を伺いました。東日本大震災から立ち入りが制限されているので、震災当時のままになっている。「中間仮置き場」の場所が決まらないので、仮置き場も未決定のままであり、住民が避難しているので合意形成が難しい。「除染なくして復興なし」の決意で頑張っている。避難指示解除準備区域が約8,000人、居住制限区域が約8,000人、帰還困難区域が3,800人となっている。26年度27年度で上2つの16,000人の帰還を目指しています。皮肉なことに、浪江町役場があった中心地区は線量が低く、浪江町役場本庁舎に日中だけ50人ほど勤務している。色んな所に分散しているので、広報誌やフォトビジョン、HP、FBを活用している。これからの課題は福島原発の安全性の確認、除染、町民の健康管理である。また、25年8月に実施した帰還希望では戻りたいが18.8%、戻らないが37.5%に達しており、「二重住民票」も検討していきたいが、選挙権の問題等は残るものと考えられる。今後、「若い人」が住むためには「雇用の場」が必要であり、双葉郡全体で「ロボット構想」を考えている。是非、経済同友会の方にも雇用の面でご協力をお願いしたい。